双極性障害を受け入れ人生を楽しむ

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障害者手帳 メリット・デメリット

 

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精神障害者保健福祉手帳2級を取得しているピイットブルです
 
 
精神障がいのあるひとにとって障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)
取得して利用したりすると、いったいどんなメリット・デメリットがある
のでしょう?という記事にします。
 
 
地方自治体によってはいろいろと違いはあるのですが、それぞれの等級な
どによってさまざまな福祉サービスが受けることができます。
 
 
この障害者手帳の取得により
 病院の治療にかかる経済的な負担をもっと減らせることができる。
 自分自身の精神的な負担をもっと軽くして治療自体に専念できる。 
などのメリットが数多くあります。
 
 
障害者手帳の取得にどうしようかと迷っているひとや、また、まだほんの
一部のサービスしか利用していませんよというひとは、この記事が少しで
も参考になってくれればと切に思っております。
 
 
 
 

メリット1:障害者雇用での就職や転職ができること

 
 
障害者雇用促進法に基づいて従業員を50人以上雇っている一般事業主は
従業員数の2.0%以上、障害者の労働者(障碍者雇用枠)で企業は雇用
しなければなりません。
 
 
上記の雇用率を達成していなければ、
そして事業主は国から算出された一定の障害者雇用納付金を徴収されます。
 
 
雇用率を達成し、尚且つそれ以上の雇用数であれば
企業は国から障害者雇用調整金が支給されます。
 
 
こうした法律の甲斐もあって、現在企業側はこの障害者雇用を一層進めて
いく方向となっています。
この雇用率に実際に計上されるのは、障害者手帳を持っている人のみです。
 
 
なので障害者手帳を持っていると就職を目指すとき一般採用だけでなく障
害のある人の特別な雇用枠「障害者雇用枠」へ応募することもできます。
 
 
この障害者雇用では企業からその症状や自分の体調などへの配慮をちゃん
と受けながら働くことができるほかに利用することができる福祉支援制度
の幅も広がります。いいことですね。
 
 
精神障がいがあると
 継続的に仕事を続けることが困難なこと。
 就職や再就職そのものが難しいこと。
などの場合もあります。
 
 
障害者雇用として就職した場合
 自分の能力と適正に応じた仕事に就けることができる。
 通院や治療に関して企業側から配慮してもらえる。
 職場の周囲の理解が得やすく無理なく仕事を続けられる。
などと精神的な安定が得られるメリットもたくさんあります。
 
 
 
 
 

メリット2:税金面が免除されたり、軽減されたりする

 
 
納税者・控除対象配偶者・扶養親族が精神障害者保健福祉手帳を交付され
ている場合、所得金額から、等級に応じて一定の金額の控除を受けること
ができて所得税や住民税が軽減されます。
 
 
私も現在このメリット2に当てはまっています。
障害年金を受給していますが、これ自体、所得とみなされません。
 
 
毎年確定申告時期に所得に関するハガキがきますが、いつも障害年金受給
のところにチェックして、必要事項を記入して返信ハガキをポストに投函
してあっという間に終わりです。
 
 
 
 
 

メリット3:色々な料金が割引や免除・減免・全額免除が受けられる

 
 
各自治体や事業者により内容が多少異なりますが、
色々な料金の割引だったり、そして、免除や減免や全額免除などの制度が
実際には用意されています。
 
 
現在、鉄道やバスなど
公共交通機関の割引サービスは身体障害者や知的障害者に限られています。
 
 
しかし、ここ最近、精神障害者も運賃割引の対象とする交通事業者が増え
てきています。また地域によっては市議会での議題(適用枠を広げる)に
あがることもあります。
 
 
自分がよく利用する交通機関のサービス内容を一度、確認してみてはどう
でしょうか?
 
 
まだJRは精神障害者保健福祉手帳による割引制度はありません 。
今後、割引制度が導入されるといいですね。
 
 
私のところでは、
バスは何もありませんが、タクシー料金が1割引きとなっています。
 
 
NHK放送受信料は、
障害や世帯の状況により異なりますが、半額割引と全額割引というものが
あります。
 
 
私の場合は低所得者世帯であり障害手帳もあるので
NHK受信料は全額免除となっております。
 
 
携帯電話会社の料金割引サービスもあります。
 
NTTドコモのハーティ割引
auのスマイルハート割引
ソフトバンクのハートフレンド割引
 
というように各社それぞれで多少の内容は異なりますが、
基本料金の割引など意外に大きなメリットがあります。
 
 
私の使っている格安SIM携帯会社は適用外になっています。
 
 
楽天モバイルやマイネオやIIJなどの格安SIM携帯会社は料金自体が
安いので今後、適用されるか微妙ですね。
 
 
公共料金(上下水道料金)の割引もあります。
水道と下水道の2種類の料金がありますが、下水道が割引されます。
私もこの制度も適用させています。
 
 
その他では
新江ノ島水族館や東京スカイツリーが50%割引で利用できる。
公共施設(温水プールや美術館・博物館など)の割引が適用されたり、い
といろとあります。
 
 
障害者手帳の種類や障害等級によって内容が多少異なる場合があるので詳
しくは障害者手帳の交付時に配布されるガイドブック・お住まいの市区町
村のウェブサイト・市区町村の障害福祉窓口で確認するといいと思います。
 
 
 
 
 

デメリット:障害者手帳を持っていることによってデメリットはあるか?

 
 
障害者手帳を持っていることによって、周囲の人からの偏見や差別を心配
する人もいるのかもしれませんが、これは自分から言ったりしない限り決
して他人からは障害者手帳を持っていることは実際にはわかりません。
 
 
また、障害者手帳を取得したからといって
勤務先などに障害者手帳をあえて開示する義務も実際にはありません。
 
 
「障害者雇用枠」以外で応募するなら、「クローズ」といって自分が障害
者であることを知られないで就職活動を行うことも可能です。
こちらは多少のリスク(本来企業側が知っていた方がいい)があります。
 
 
障害者手帳を取得して使いたくない場面では使わなかったり、本人がもう
必要がないと判断すれば障害者手帳を返納することさえもできます。
私も病院へ行くとき以外のタクシー(いちいち提示するのが面倒)などあ
えて使わないときも稀にあります。
 
 
周囲の人からの偏見を心配したり、2年に一度の更新(診断書が必要)が
負担になるといったこともあるのですが、「障害者手帳を持っている」と
うことになにかしらの抵抗を感じるひとも一部のなかにはいるようです。
 
 
上記のようなことが個人として心理的に負担だ、と思われる方は無理に障
害者手帳を取得する必要はありません。
 
 
自分にとってこれは必要だなあと感じる福祉サービスがあるのであれば、
そのときになって障害者手帳の取得を念頭におけばいいと思います。
 
 
障害者手帳を持っていなくても実際に受けれる福祉サービスはあります。
たとえば、意外に知られていないのが障害年金や、自立支援医療(精神通院)
の申請は手帳がなくても可能なんです。
 
 
この他にも自治体ごとにいろいろなサービスがあります。
障害者手帳がいったいどれくらい自分の日々の生活などを助けてくれるのか
一度、市区町村のホームページなどを調べてみるのもいいと思います。
 
 
 
 
 

まとめ

 
 
これまで説明してきたように障害者手帳を持つことでは、色々な料金の割引
や一部免除や減免や全額免除、税金などの優遇が実際に利用できるというメ
リットがあるのです。
 
 
就職活動のときに特別な雇用枠「障害者雇用枠」(障害者雇用制度)を利用
できるため、あなたの働き方の選択肢も広がります。
 
 
生活支援を得て仕事の幅を広げていきたい場合など、今後障害者手帳を取得
して利用するということもぜひ検討してみてください。
 
 
私は障害者手帳を持っていることで
いろいろな優遇をかなり受けています。
 
 
私は障害者手帳を持っていることは
決して恥ずかしいことだとは思っていません。
 
 
本来なら健常者でいられたら、
やれることが制限なく好きにやれるのです。
 
 
本来なら健常者でいられたら、
薬の副作用など気にすることはないのです。
 
 
今回、障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)を持っていることによっての
メリット・デメリットの記事をアップしましたが、少しでも誰かの参考にな
るようなことがあれば、幸いです。
 
 
それではまた
 
 
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