双極性障害を受け入れ人生を楽しむ

うつ病から双極性障害になり もう10年、障害を受入れ、これからの人生をドラクエ10・釣りなどやりたいことして楽しく生きていきます

最近言われる【コロナうつ】症状と軽減対策とは?

 
10年前、うつ病を発症したピイットブルです
 
 
最近のマスコミのニュースはどこを観ても
「新型コロナウイルス」の話題ばっかりですよね。
人類が今まで経験したことがない、まったくこの先の見えない不安な日々が
ずっと続いている状況です。
 
 
この経験したことのない状況の中で毎日夜眠れなくなってしまったり、不安
などで苦しくなってしまったりと「からだ」や「心」などの不調が現れてい
る人たちは、「コロナ疲れ」から生じるうつ状態いわゆる最近よく言われる「コロナうつ」当てはまるかもしれません。
 
 
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そもそも「うつ」ってどんな症状なの?

 
 
精神疾患の世界的な診断基準「DSM-5」
(精神障害の診断と統計マニュアル)によると「うつ病」の定義は
以下の症状のうち5つ以上が2週間以上持続かつそれが日常生活や仕事など
の社会活動に支障をきたしている場合となっています。
 
 
下記の症状はまさに自分が10年前の「うつ病」のときそうでした。
すべての項目が当てはまっていました。
 
 
「抑うつ気分」
 
「気分が落ち込んで何にもする気になれない」「憂鬱な気分」などの心の状
態が強くなってしまい、様々な精神症状や身体症状がみられること。
 
気分の落ち込みが特に朝、強くみられ、憂鬱で悲しい気持ちになり
午後~夕方になると徐々によくなってくるパターンが多い。
 
 
「興味・関心の低下」
 
今まで好きだった趣味やテレビなどの娯楽も楽しめず、興味を持てなくなり
家族や友人と話すことすらも億劫に感じてしまう。
 
日々の生活に張りがなくなってしまい、身だしなみや服装にもまったく関心
が持てなくなる。
 
 
「食欲低下」「体重減少」
 
食欲がなくなり何を食べても美味しくないし、食べることにも面倒を感じる
ようになり体重が減ってしまう。
または、過食になってしまい、体重が増加する。
 
 
「不眠」
 
「入眠困難」なかなか寝付けない・「中途覚醒」夜に何度も目が覚める・
「熟眠障害」寝ても寝た気がしない・「早朝覚醒」朝早くに目が覚める・
「過眠」1日中寝ている。
 
 
 
「不安焦燥」「精神運動制止」
 
常に不安で落ち着かずソワソワしてしまい、頭の働きが鈍くなったりして、
色々なことが全然考えられなくなり、会話が少なく、話し方自体が遅くなっ
たり、動作が緩慢になったりもする。
 
 
「易疲労感」「意欲低下」「活動性の低下」
 
些細なことですぐに疲れやすく疲れが取れない、今までできていたことが体
が重だるくやれなくなってしまい、気力が湧いてこない。
 
 
「自責感」「罪責感」「無価値感」
 
希望が持てなくなり、自分を責める感情が生まれる。
自分がすべて悪いと思い込んでしまい、自分は「価値のない人間」だと思い
こ込んでしまう。
 
 
「集中力や注意力の低下」
 
不安や焦りを感じてしまい落ち着かず、集中力が低下しイライラする。
仕事のペースが落ちミスが増え集中して物事に取り組むことができない。
 
 
「希死念慮」
 
特に理由はないのだけれど、何となくこのまま生きているのが苦痛で死んで
しまいたいと思ってしまうこと。
 
 
「自殺企図」
 
死にたい気持ちや考え方になり、自殺を図ろうとしてしまう。
 
 
上記以外にも「将来への不安や悲観」「動悸」「めまい」「頭痛」「口渇」
「だるさや吐き気」「手足のしびれ」「性欲減退」など身体的にも影響が出
てしまう「身体症状」があるようです。
 
 
 
 
 

「コロナうつ」とはどのような状態なのか?

 
 
うつ症状をチェックしたところで「コロナうつ」はなぜ起こるのしょう。
 
 
そもそも人間は
 「得体の知れない」「未知」のもの
 「対処法がわからない」もの
 「先が見えない」ことや「見通しが立たない」こと
など、過度の不安や恐怖を感じるものです。
 
 
新型コロナウイルス感染症はまさにこの状態で、これが世界的に広まってい
て問題となっていることにより集団的な心理が形成されて、ますます不安に
陥ってしまうという悪循環(負のスパイラル)に陥っていくことになってい
ます。
 
 
感染拡大を防ぐ対策としてのソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の
確保)ですが、自宅での待機もさらに長丁場になればなるほどストレスがた
まります。
 
 
テレワークや外出自粛で家にいる時間が増えることにより
 テレビを見てもコロナのニュースばっかり
 専門家の意見もそれぞれ違った考えをいろいろ言いたい放題
 ネットにも色々なコロナの情報が溢れかえっている
など、何を信じていいのかも分からない生活が強いられています。
 
 
人と話す時間が減ってしまい、仕事とプライベートとの境目が無くなりライ
ブやイベントなどの楽しみもなくなってしまい気が滅入る一方です。
 
 
家にいる時間が長くなることにより、酒を昼間から飲むといったような「ア
ルコール依存症」(WHOや国内の学会が注意喚起)やついついタバコの量
が増えてしまうなど、こういった危険性もありますよね。昼酒や飲み過ぎと
いった悪い酒の習慣は、「うつの原因」になるということも示されています。
 
 
また、それ以外でも
 食事の時間が不規則になり夜中に飲食してしまう
 生活リズムが不規則となり活動量が減ったことで睡眠がとれない
 通勤がなくなりジムなどが閉鎖され運動不足ぎみ
などの影響により体調を崩してしまう人もいると思います
 
 
 
 
 

「コロナうつ」を軽減させるためには?

 
 
自覚症状がなくても、この状況下でストレスや不安などを感じている人は多
いことでしょう。
 
 
では、このような「コロナうつ」を軽減させるために必要なこととは?
 
 
 

「規則正しい生活」

 
日々の生活のリズムを整えることが非常に重要です。
 
リモートワークの場合
 会社の勤務と同じように始業・終業・休憩などの時間を決めて働くこと
 バランスのよい食事を心掛けて時間も普段と同じ時間に一定すること
 
 
毎日、同じ時間に寝起きして一貫した睡眠リズムを維持する。いつも同じ時
刻に起床することは、体内時計の安定に最も大切なことです。必ずしも無理
に朝型にする必要はなく朝型か夜型どちらでもよいので毎日自分に合った一
定のリズムで寝起きすることが重要です。
 
 
夜寝る前に明るい光(特にブルーライト)を浴びるのは良くないので避ける
ようにすること。スマホやパソコンの画面も含みます。このブルーライトは
睡眠に不可欠なホルモン(メラトニン)を減らしてしまいます。
 
 
運動不足になると不眠になるなど健康にも影響を及ぼします。
朝起きた時や午前中の早めの時間に太陽の光を浴びて3密を避け近所に散歩
やウォーキングなどをすることが重要です。
 
 
身体面では精神面での健康を保つためにも生活のリズムを守ることは常に心
がけたいですね。
 
 
もし心当たりがあれば、医師や専門家に相談することなどして早期の対処が
必要です。心当たりがない人もいつ自分が「コロナうつ」になるかわからな
いので、いつも予防策を意識しながら生活するようにしましょう。
 
 
 
 
 

世間の情報に振り回されないこと

 
 
とにかく様々な情報が世間で溢れています。テレビやスマホを見る時間を意
識的に減らし脳を休めてあげます。そして取り入れた情報の中から自分で考
え判断することも大切で、あまり気にし過ぎないようにすることも大事だと
いうことです。
 
 
特に、テレビではどこの報道・情報番組も「コロナ・コロナ・コロナ!」と
いった状況・・・。毎日毎日「コロナ」という単語を見聞きしない日があり
ませんよね。
 
 
新型コロナウィルスの情報がないことでの不安もあるかもしれませんが、色
々な情報を取り込みかえって不安を煽ることにもなりかねません。それによ
りからだや心の調子を崩すのであれば、情報をある程度遮断(シャットアウ
ト)することも重要になってきます。
 
 
必要以上に新型コロナウイルスに関する情報を閲覧しないことですね。
例えば、ネット検索する時間を自分自身で決めてそれ以上は見ないという
「デジタルデトックス」はとても有効だと思います。
 
 
「デジタルデトックス」とは、一定の期間スマホやパソコンなどのデジタル
デバイスとの距離を置くことによってストレスを軽減して現実世界(リアル)
でのコミュニケーションや自然との繋がりに焦点(フォーカス)する取り組
みのことです。
 
 
こうすることにより自然の中で人は「ものごとを完了することに対して充分
な時間を持っている」というように感じられて「うつ病」や「怒り」などの
攻撃性が低下し子どもたちのADHD症状(多動性や衝動性、不注意を症状
の特徴とする神経発達症や行動障害)が実際に軽減することが報告されてい
るようです。
 
 
 
 
 

社会との接点を常に持っておく

 
 
「孤独」は精神的(メンタル)に影響を及ぼしやすいということ。
 
 
人とコミュニケーションを取ることが大事。
こういう時だからこそ家族や恋人、友人、離れて暮らす両親など信頼できる
人と密に連絡を取るように心掛けて欲しいですよね。
 
 
最近の情報では、これら上記のおかげでこの状況下でも「自殺者」が前年同
月よりもなんと意外にも減っているそうです。
 
 
例にあげると
 学校が休校になり子どもの世話をする時間が増える
 自分や家族の仕事が在宅勤務となり家族と一緒にいる時間が増える
 仕事と家事の両立が大変で余計にストレスが溜まる
など、こういう時だからこそ家族との時間を大切にしたいです。
 
 
普段から忙しく子どもと一緒に遊ぶ時間がないとか家族と過ごす時間がない
というひとは家族とゆっくり過ごすいい機会だと思います。といっても自分
の趣味や好きなことをする「1人の時間」も大切にして息抜きもありです。
 
 
社会的隔離を日本よりも先に経験した海外の国からは、DV(ドメスティッ
ク・バイオレンス)やコロナ離婚にまで繋がっているという報告もあります。
最近、日本でもDVによる相談が増えているそうです。
 
 
 
 
 

まとめ

 
 
ということで、最近よく言われるようになった「コロナうつ」について記事
にしてみました。
 
 
どうしても悲観的な考えや自分を責めたり最悪なことばかり想像してしまう
ときには、今やっていることを一旦やめて「考えてしまう」という行為を停
止してみましょう。そうすることで少しでも脳や心が休まるはずです。
 
 
要は、人類が経験したことのない未知なこと。
最先端の医療や最高峰の専門家の知識も通用しないのです。
研究や分析によりいずれわかることかもしれませんが現時点では答えのない
「不毛」なことなのです。
 
 
元々、「うつ」になりやすい人の特徴・傾向として疲れや不安が出てきても
1人で我慢してしまうことです。自分がまさに10年前そうでした。
 
 
現状では周りの人々が気づくということがかなり難しいため、定期的に家族
や友人、専門家のカウンセリングなどの何かしらの方法で他人と話す時間を
作ることを意識することが重要だと思います。
 
 
「うつ」のひとには禁句ですが、この新型コロナウイルスの危機を乗り越え
た(アフターコロナ)ときには、自分自身に「よく頑張った」と言ってあげ
ようではないでしょうか。そして、その日を楽しみに今できることを悔いの
ないようにして生きていきましょう。
 
 
それではまた
 
 
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